Labyrinthos

風車じゃなくて

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左上から右回りに、Cb用(独)→ガンバ用(日)→Cb用(仏)→ガンバ用(日)。

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2011スタアト

あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


昨年9月よりお休みしていたこのblog、やめようか…いややめないでおこうか…とその度に逡巡しておりましたが、新年を期して、とりあえずもう少し続けてみようと思い立ちました。

昨秋には、会社…所属オケで、この上なく大きな出来事がありました。今でも、そのことについては書いたり話したりすることは簡単ではありません。将来的にはそのことを自分の中で相対化して、整理して話すことができるのかもしれませんが、その時がいつ来るのかまだ想像ができない状態です。

以来、業務は当然多忙化複雑化しましたが、話はそれだけではなく、その合間には自分の今までを思い起こしたりこれからを考えたりする時間をギュッと挿し込むことが多くなりましたし、オーケストラのことや、そもそも音楽そのものへの考え方も大きく変わってきました。このblogでも、折を見てその節目になった出来事や、影響を受けた出会いなどを書けるといいな…と思っています。きっとゆっくりなペースだと思うけれど。


そういった出来事の一つを、今日は書いてみます。

もう3ヶ月前になるんだねー。10月12日に、巨匠の公開レッスンを受ける機会をいただきました。主催は上野学園、場所は学内の新装成った石橋メモリアルホール(弾いたのは小さい方のエオリアンホール)でした。
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講師は「あの」ヴィーラント・クイケンさん、共に来日されていたグループ、ガンバデュオの「Les Voix Humaines」のお二方・チェンバロの方もご一緒に。

ご一緒させていただいたのは、ガンバの水谷孝美さんとチェンバロの秋山麻子さん、曲はキューネル(A.Kuhnel…ホントはuはウムラウト)のソナタ3番でした。

演奏を聴いて貰っているときも、ついつい客席最前列の講師陣に目が行くのですが、大きな目をもっと大きくして注視しているクイケンさんと、楽譜をはさんでアイ・コンタクトと小声で話されているLVHのお二人の対比がとても面白く、リラックスして弾くことができました。上手だったかどうかは別として(泣)。

クイケンさんのお話しは、非常に細かいポイント(例:バッハのソナタ3番冒頭の指使い)とその意味・目的から、演奏に臨むときの考え方・心構えや、文献・楽譜の研究について…など、ミクロ⇔マクロを自在に行き来する内容で、実に興味深く。

LVHのお二人は、終始フレンドリーな笑みをたやさずに、楽器を響かせる弾き方・楽譜を読むときに気をつけること、・アンサンブルへの留意点など、ガンビスト的なアドバイスを多数。

「弾いた生徒に教える」というよりも、聴衆も含めてその場にいるひとたち全員に対して話しているといった方がふさわしい、とても親密な雰囲気で、ムダのない時間が流れました。

場所を大きい方のメモリアルに移して、講師のミニコンサート。これが素晴らしかった!古楽系の演奏会のときは、できるだけ前で見る聴くことを習いにしている私なので、前から2列目でしっかり食らいついていました。マレやフォルクレ、ものすごいインパクトで伝わってきました(音量ではなく)。そして、あまりよく知らなかったのですが、パーセルの3声のファンタジア、素晴らしかった!

ヴィーラント・クイケンの弓先が弦をつかまえる様子をリアルタイムで。
また、大きくて柔軟な左手指が、響きが止まるべきときまで低音弦のバス音を離さない様子を至近距離で。

今思い出しても、ああ幸せ。


この日の体験が、ガンバでも勿論コントラバスでも、楽器の奏法をはじめとして自分と楽器との関係について、過去・今・これから…と考え直させる大きなきっかけとなりました。

みなさんと。
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LVHのお二方と。ニコニコされて、とても可愛らしい雰囲気。
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巨匠とツーショット。20101012ueno_3.jpg


何かを一所懸命に説明しようとしているようです。伝わったかな?
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without

「羽のない扇風機」例の輪っかから風が出るやつ、面白いと思っておったところ、本日twitterに話題が上がったのでメーカーサイトで初めて動画など見て、さらに興味深く。

でも高いよね…と思ってたら、カミさんがアマゾンでの参考価格を一発で言い当ててしまって、笑った。往年の名番組「がっちり買いまショウ」に出ればよかったのに!

今日偶然扇風機(というのに幾分ひっかかりは感じるが)の話になったのだが、withoutつながりで言うと、最近の目玉が「モーターのない録音機」だった。


1961年生まれの私としては、少し遠いところから話は始まる…。

最初のラジオは、プラスティック製赤白ボディのロケット型ゲルマニウムラジオ(電源なし)だった。覚えてませんか、これ。

キットのようになっていて、数カ所ハンダ付けして作ったような記憶がある。電話のダイヤルの指掛けのところとか、電源コンセントとか、水道管とか…クリップではさむと聞こえた。ラジオの人が遠い遠いところで話している感じを覚えている。

最初の録音機は、小学校の放送部にあったもちろんオープンリールのテープレコーダー。オープンリールのデンスケ(懐)もあったね。それと前後して、何故かわからないけれど突然オヤジが買ってきた?…もしくはお袋がコープの共同購入で買った?…今となってはわからない、オープンリールのモノラルのテープレコーダー。付属のマイクをテレビのスピーカーにくっつけて歌番組とか録音し始めたけれど、ライン入力という素晴らしい端子がついていることに間もなく気づいた小学4年生の私、えらかった。テレビは歌謡番組、雑誌は平凡・明星、小学校の話題は専らこのあたりからだったかも。

次の録音機は、CF-1980II…ラジカセ全盛時代の逸品。これにマイクをつないで、ラジオ放送と共にギター弾いたり仲間と歌ったりして「ミキシング録音」。この「ミキシング」がギター小僧たちのおもちゃとしては有り難いものだった。

この後はテレコ(懐)の時代を経て、音楽を専門とするようになってからはウォークマンやもっと後にはMDなどを使い倒すことになる(DATは使わなかった)。

そうして、くどくどと長く書いたけれど、ついにこのたびモーターのない録音機を購入したのだった。

続く…

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道中歌

ある一日。

朝から神戸で、ひと用事。その後岡山でレッスン。そしてさらに帰りに神戸でひと用事。
これら全て車での移動でした。

途中聴いたのは…

R.シュトラウス:ドン・ファン(バレンボイム=シカゴ響)
コダーイ:ガランタ舞曲(ネーメ・ヤルヴィ=シカゴ響)
サント・コロンブ:2つのヴィオールのための作品(ジョルディ・サヴァールとヴィーラント・クイケン)
絢香:「First Massage」

絢香:「Ayaka's History」
Marais:Alcione組曲(J・サヴァール指揮)
サント・コロンブ:行きの続き
中森明菜:歌姫(Cover)

今回は落語なしでした。

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手を見る

今や夏と言えば、吹奏楽。…ここ何年か、一定の存在感をもって私のスケジュール帳にオレンジ色の文字の占める割合が定着しております(生徒・学校関係はオレンジ色の文字と決めている)。

昨日おととい、また10人の若いバス弾きたちと一緒に弾いていたのですが、彼ら彼女らの「追い求める」姿…正確に言うと、「今日こうあるのは昨日まできっと大変な努力で何かを追い求めていたんだろうな」と想像するに難くない姿…に、我の手もと足元を、つい見返してしまいます。

「なりふり構わず」というが、己の「なり」や「ふり」など誰も気にしないから構う必要などそもそもさらさら無し。弾いたり、喋ったり、さらったり、黙ったり、読んだり、聴いたり、思ったり、眠ったり。

…新しい気分で、そういうふうに、してみたい。


と、いうようなことを考えている…今日この頃でございます。
どうぞよろしくお願いを致します。

【追記】
文頭、「今や、~~と言えば…」を書き始めると同時に、故・春風亭柳昇師匠の姿がアタマをよぎったことを、一応お報せします。
そして、文末にはもうひとかた、敬愛する師匠のお声も。

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