
楽器を弾くのが職業の私だが、開設以来あまり音楽の話にならないねー、ここ(「噺」にはなったけど)。で、周りはどうかと検索エンジンから音楽関係の記事のあるブログを探してみると、クラシック関連とか古楽関連とか、ある程度ジャンルをしぼったとしても、これがもうたーくさん、山ほど。
ここで、迷うわけですな。楽器の話をもっと書いていこうか否か、もしくは、いろいろなブログとつながりを持とうか否か。
今日のところは結論出てないのです。「迷う」というタイトルにした私に、「迷いの精」みたいなヒトが「迷う粉」か何かふりかけていったに違いない、と思ってます(このへん、「ヘンゼルとグレーテル」の「眠りの精」からの変容引用)。
そもそも何故「Labyrinto」なのか、ということだけ書いて、今日は濁茶。
いただいて来たのは、マラン・マレのヴィオール曲「迷宮」からです。サヴァールの
CD(日本語版はアマゾンで見つからなかった)ブックレットから少々引用しますと….
「たくさんの調性をさまよい歩き、様々な不協和音が鳴り、深刻な音や急速な動きで迷路に迷いこんで途方に暮れる男を描き、彼が幸運にも出口を発見してその喜びを尽きること泣く歌う大シャコンヌで終えるという趣向で人々を魅了した…」(ティトン・ド・ティエ著「ル・パルナッス・フランセ」1723年)
マレ自身はストーリーを書き残したりはしていませんが、描写的な音楽として聴かれることを想定していなかったとは考えにくいので、好き勝手に想像して楽しんでいます。
つらいのは、この曲が弾ける
可能性が無いこと(「機会」でなく「能力」が…泣)。(←「今のところ」って書こうかどうしようか
迷ったけど、今日は書かないことにした…再泣)