Labyrinthos

諸相

「ほたらなにかい、
おまはん、もう一ヶ月も更新しとらへん、ちうことかいな?」


一ヶ月まであと二日なので焦っていたけれど、何とか今日クリアできそう(汗)。

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11月に入ると、11日のベテルでのコンサートに向けてガンバをさらう時間を見つけるのがなかなか大変でした。もう随分前からある方にお借りしている7弦ガンバですが、コンサートで弾くのは初めてだということに気付きました。気付かなかったらよかったのに…。

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今回初めて、面白い弦を使ってみました。Gamut stringの「Copper Gimped string」。写真が下手でわかりにくくてゴメン。

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弦は数本のガットを縒り合わせて作るのですが、そのとき銅線を一本巻き込むのね。すると写真のようにキャンディ・バーのような散髪屋さんの看板のような状態になる、と。なぜそんなことをするかというと、バスガンバの中低音弦はガットだけで作ると結構な太さになってしまうので、質量を増すためです。勿論金属巻きのガットを使う場合もあるのですが、そうするとどうしても「巻弦の音」になりますわな。そこでこうやって中に巻き込んでやると、弦の重さは増えて結構・音色は裸ガットに近くてこれまた結構、と。今回は真ん中の第4弦だけでしたが、もっと太い弦にも試してみようと思っております。

で本番ですが、最初に弾いたのが結構珍しい曲でしたので、少し書いておきます。J.F.ルベル(1666-1747)という人が作った「舞踏の諸相」。「諸相」て仰々しいけど、要するにさまざまな様子のことです。以下、曲の構成を。

Prelude(☆) - Courante - Menuet - Bouree - Chaconne - Mineur Sarabande - Gigue - Rigaudon - Paspied - Gavotte - Sonate(☆) - Loure - Musette - Sonate(☆)

各舞曲の性格などは長く長くなるので書きませんが、(☆)印をつけた3曲以外は全部舞曲です。後の時代のいろいろな曲の中に、こういう名前がついている曲(楽章・部分)など、たくさん目にすることができるかと思います。
全部ひと続きで(我々のテンポでは)9分ほど、ということは一つ一つの舞曲は極く短く、次から次へと各種の踊りのサンプルをめまぐるしくお見せする…ような曲(「踊り手が交代しながら」と最初は書いたのですが、カミさんの意見によると踊り手は代わらないのではないか、とのこと。また勉強しときます、スビバセン)。弾いていてとても楽しかったのですが、練習を聴いていたFlのENK田さんがもっと楽しいコメントを、「なんだいその紅白歌合戦みたいなの」と(笑)。ミンコフスキや「ラ・フォンテーヌ」が、それぞれ録音しているようです。私どちらも聴いていないのですが…(おいっ)。

ところでその本番では歌の平井満美子さんのうつくしい声が沢山聴けて、後ろで弾いていて大変楽しい思いをしてました。Reci.とか緊張したけど(平井さんごめんなさいね)。

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がまくん」が隠し撮りして下さった調弦の様子。(トラックバック打たせていただきました)。

これを書くにあたって「Gimped」のスペルを確かめようとGamutのサイトに行ってみたら知らない間にリニューアルされていて、綺麗な写真入りのオンラインショップになってました。私の写真よりもずーっとわかりやすい(泣)ので、一度見てみて下さい。もしもアナタが弦楽器を弾くひとなら見るだけではなく、できたら一度試しに張ってみてほしい。スティール弦に比べて値段が高いのが難点なのですが…。

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